日本舞踊の音楽の解説
日本舞踊の楽器と言いますと、一般の方は最初に三味線を想像すると思います。三味線は、胴と竿と竿の上の海老尾と呼ばれる糸巻きの部分から出来ている三弦の楽器です。ギターと似たような形式の楽器ですが、弾くというよりも叩く感じに近く、どちらかというと打楽器色を強く持っているようです。
その元となるのは16世紀に琉球(沖縄県)から渡来した三弦(蛇皮線じゃびせん)で、当時の琵琶法師たちが改良して改良したものが三味線になりました。
三味線音楽には、語り物と唄い物の二系統があります。
語り物はその中に物語を含んでいるもの、唄い物は情景描写を中心とした物と分けられますが、長唄の中に「唄浄瑠璃」などもあって、あまり単純には区別はつけられません。
語り物(浄瑠璃)
唄い物
「三番叟の解説」
三番叟とは、収穫をつかさどる神の意があり、この踊りではその三番叟が五穀豊穣を祈って踊ります。一般的には男姓ですが、この曲では女形の三番叟となっています。
人々に天の恵みを授かり慶びをもたらすために祈る、神聖な儀式としての趣もあり、リズム感のある軽妙な面白さもあります。鈴を振り鳴らして踊る「鈴の段」は、大地に種をまき、また悪魔を追い払うという意味を備えています。繁栄を祝う、お祝いの席にふさわしい曲といえます。
(Sanbasou)
Sanbasou connotes God presiding over harvest. In this dance, the
Sanbasou dances praying for bumper crops. Generally Sanbasou is
considered as a male role, however in this dance Sanbasou is
positioned as a female role. This dance includes not only the
flavor of sacred ceremony praying for grace of God and for
bringing happiness but also a rhythmical, light touch. ‘Suzunodan’
( Scene of Bell) which is danced with bells shaking, connotes
planting seeds on the earth and chasing evil away. This piece is
well suited for happy occasions celebrating prosperity.